AIで画像の代替テキスト候補を作るには?掲載目的と本文を渡す入力例


店舗入口の画像とAIの文章候補を人が確認するイラスト
質問者さん

質問者さん

ホームページの画像が増えました。代替テキストの文章をAIに考えてもらえますか?
キタデジさん

キタデジさん

候補を作る用途には使えます。画像の掲載目的や周囲の本文も伝え、人が画像とページを照合して採用しましょう。
質問者さん

質問者さん

写真を渡すだけでは足りないのですか。説明が間違っていても気付けるか不安です。
キタデジさん

キタデジさん

見えている事実と推測を分ける入力例を用意しました。候補を採用しない判断も含め、確認の順番を説明します。

AIで代替テキストの候補を作るときは、画像・掲載目的・周囲の文章・リンクの役割を一緒に伝えます。AIの文章は下書きとして扱い、画像から確認できない人物情報やサービスの特徴が加わっていないか、人が確認してから設定します。

  • 画像を渡す前に、利用権限と個人情報を確認する。
  • 掲載目的と確認済みの事実を入力し、推測を分けて出力させる。
  • 候補を画像・本文と照合し、保存後のページで確認する。

対象:自社サイトの画像を管理するAI初心者。この記事は代替テキスト候補の作成手順を扱い、特定のAI製品の機能や料金は前提にしません。画像入力の可否は実際に利用する環境で確認してください。情報確認日:2026年10月20日。入力例と候補は編集上の仮例で、AIサービスの実測結果ではありません。

店舗入口の画像とAIの文章候補を人が確認するイラスト
画像と文章候補の照合を表す生成イラストです。実際の店舗や管理画面ではありません。

写真を渡す前に、掲載目的を1行で書く

まず「読者にこの画像から何を伝えたいか」を決めます。画像の見た目が同じでも、入口の位置を説明する写真なのか、雰囲気を添える装飾なのか、リンクとして使う画像なのかで必要な説明が変わります。

W3C WAIの判断ツリーは、情報を伝える画像、機能を持つ画像、装飾画像などを区別しています。代替テキストをすべての画像に長く入れる考え方ではなく、ページ内での目的に合わせることが出発点です。出典:W3C WAI「An alt Decision Tree」(更新2024年5月13日、2026年10月20日確認)。以下のAI手順は、この考え方を踏まえた編集上の提案です。

AIへ渡す項目入力する内容人が先に確認すること
掲載目的入口の見た目を案内したい、などその画像が必要な理由
周囲の本文直前の見出し、直後の説明本文ですでに伝わっている内容
画像の役割情報画像、装飾、リンク付きなどリンク先や操作の目的
確認済みの事実木製の扉、看板が写っている、など画像と実際の掲載位置で確認できる範囲
禁止する推測人物の氏名、人気、設備の安全性など画像だけでは証明できない情報

代替テキストとキャプションの違いなど、基本的な使い分けはホームページ画像の代替テキストの考え方で確認できます。本記事では、AIへの指示と候補の検品に絞ります。

AIへ渡す前に権限・個人情報・機密を確認する

画像をAIへ渡せるのは、社内ルールと画像の権利・利用条件を確認できた場合です。写真に写り込んだ顧客の顔、名札、書類、車両番号や位置情報なども確認し、不要な情報を含む画像をそのまま渡さないようにします。

個人情報保護委員会は、入力する個人情報の内容やAI事業者の取扱い、利用規約・プライバシーポリシーなどを確認して利用を判断するよう注意を促しています。出典:「生成AIサービスの利用に関する注意喚起等」(2023年6月2日、2026年10月20日確認)。

自社サイトに掲載できる画像でも、外部AIへの入力が契約上認められるとは限りません。写真・図版の利用条件を確認し、不明なら権利者や管理担当者へ確認します。AIと著作権に関する一般的な確認資料として、文化庁の「AIと著作権について」(「考え方」2024年3月15日、「チェックリスト&ガイダンス」2024年7月31日掲載、2026年10月20日確認)も参照してください。

画像を入力できない環境ではどうする?

画像を扱えない環境では、人が確認した特徴を文章で渡し、表現を整える用途に限定できます。ただし、そのAIは画像自体を確認していないため、出力が実際の写真と一致するかは人が照合します。入力可否や利用条件が未確認なら、画像の送信は保留してください。

掲載目的と事実を分けて渡す入力例

指示には、候補文だけでなく「何を根拠にしたか」「不明な点」も求めます。以下は、利用を許可された店舗入口の写真を人が確認したという仮のケースです。実在の店舗の説明ではありません。

ホームページ画像の代替テキスト候補を1案作成してください。
画像ID:entrance-01
掲載箇所:アクセス案内ページの「入口の目印」
掲載目的:初めて来店する人が入口の見た目を確認できるようにする
周囲の本文:「建物正面の入口からお入りください」
役割:情報を伝える写真。画像そのものにはリンクなし
人が確認した事実:木製の扉と、扉の横の看板が写っている
確認していないこと:段差の高さ、車椅子の通行可否、看板の小さな文字
制約:未確認の情報、人気・実績、人物の属性、検索キーワードを追加しない
出力:
1. 簡潔な候補文
2. 候補の根拠とした確認済みの事実
3. 判断できない点
4. 人が掲載前に確認する点
情報が足りなければ、不明と書いてください。

長い文章が出たら、確認済みの事実と目的を保ったまま短く整えます。決まった文字数へ合わせるために必要な情報を落としたり、SEO用の地域名・業種名を追加したりしないようにしましょう。

候補のどこを見て採用・修正・保留する?

候補の中の各表現に根拠があるかを確認します。以下は入力例に対する編集上の候補比較であり、特定のAIが実際に出した文章ではありません。

候補判定例確認理由
木製の扉と看板がある店舗入口掲載目的・画像と照合して採用を検討確認済みの見た目に限定している
車椅子でも入りやすい店舗入口保留通行可否は確認していない。写真の印象で断定しない
地域で人気の店舗の外観修正人気という評価の根拠がなく、入口の説明にも不足する
店舗入口、地域名、サービス名、安い、おすすめ作り直すキーワードの羅列で、画像の目的が伝わらない

装飾画像やリンク画像を同じ指示で処理しない

装飾だけの画像では空のaltが適切な場合があります。一方、画像がリンクやボタンとして機能するときは、その目的が伝わる説明を考えます。W3C WAIの判断ツリーを参照し、役割の判断を人が行ってから指示を調整してください。

図表の重要な結論や細かな手順は、長いaltだけに押し込まず、ページ本文でも読める形にします。AIに説明を作らせても、元の数値や単位を画像・資料と照合する作業は省略できません。

保存後は画像とページ上の役割を再確認する

採用した候補は、対象画像ID・確認した掲載ページ・確認者・確認日とともに記録すると、後から見直しやすくなります。本文や画像の用途を変えたら、以前の代替テキストが適切かも確認します。

  1. 対象ページの対象画像に設定したか確認する。
  2. 保存後にページを開き直し、周囲の本文との重複や食い違いを確かめる。
  3. 可能な範囲で、画像要素のaltに採用文が保存されたか確認する。
  4. リンク画像ならリンク先の目的と説明が一致するか確認する。

画像管理画面の値を変えても、すでに本文に挿入した画像へ反映されるかは編集環境によります。管理画面を保存したことだけで終えず、実際のページ側を確認してください。代替テキストを追加しても、AI検索の引用や検索順位は保証されません。

まず1枚だけ、入力と検品を試す

最初は利用権限が明確な1枚を選び、掲載目的と確認済みの事実を書いてから候補を作ります。採用しなかった理由も残すと、次の画像の指示を改善できます。

ホームページの画像と本文を一緒に整理したい方は、キタデジのホームページ・原稿相談窓口へ、見直したいページと画像の用途をお知らせください。

AIで作る代替テキスト候補についてよくある質問

写真だけをAIに渡せば十分ですか?

掲載目的や周囲の本文も伝える方が、ページに合う候補を検討しやすくなります。同じ写真でも用途によって必要な説明が変わるため、リンクの有無や確認済みの事実も添えましょう。

AIが提案した文章をそのまま使ってよいですか?

人が画像と本文に照らして確認してから使います。人気、人物の属性、設備の安全性など、画像や確認済み資料から分からない説明が入っていたら修正・保留してください。

すべての画像に文章のaltを付けるべきですか?

装飾だけの画像では空のaltが適切な場合があります。画像の役割を先に判断し、一律に説明文を付けないようにします。出典:W3C WAIの判断ツリー(2026年10月20日確認)。

顧客の写真をAIに入力してもよいですか?

撮影・掲載の許可だけで判断せず、外部AIへの入力の可否と個人情報の取扱いを確認する必要があります。不明な場合は入力を保留し、社内担当者と利用条件を確認してください。参考:個人情報保護委員会の注意喚起(2023年6月2日)。

画像を入力できないAIでも作れますか?

人が確認した特徴を文章で渡し、候補の表現を整える用途には使えます。ただしAIは画像を見ていないため、実際の写真との一致を人が確認し、未確認の特徴を補わせないようにします。

Categories

Image name
株式会社goap 代表取締役 相牟田 昂大

福岡県出身、大学生時代からWEBデザインのフリーランスとして活動。 卒業後、WEBデザイン・コンサルティング会社で経験を積み、2013年に独立し「goap」を設立。 WEBデザインやマーケティング、コンサルティング業務を展開し、WEBサイトがホームページ大賞で最優秀賞を受賞。 2023年にAI・メタバース事業を追加した株式会社goapを設立。 現在まで<strong>300社以上</strong>のWEBサイトのデザイン・ディレクション・システム構築に携わらせていただきました。 Web制作・マーケティング業界のプロがお客様の悩みに寄り添って丁寧にヒアリングしますので、初心者の方でも<strong>安心してご相談ください!</strong>