質問者さん
キタデジさん
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キタデジさん
AIによる原稿作成の負担を確かめるには、公開できる品質に仕上がるまでの人の作業時間を比べます。AIが文章を出す速さだけでは、確認や修正を含めた効果は分かりません。同じ用途・同程度の分量・同じ完成条件を決めて、小さな試行から記録しましょう。
- 材料準備から公開用の整形まで、比較する範囲をそろえる。
- 人が手を動かす時間と、返答などの待ち時間を別に記録する。
- 事実・条件・権利を確認し、品質を満たした原稿同士で判断する。
対象は、AIをWeb原稿づくりに取り入れるか検討する初心者・少人数の企業です。以下は編集上の試行方法で、実測結果や時間削減率を示すものではありません。機密を含まない原稿を使い、利用するAIの規約・データの扱いを事前に確認してください。情報確認日:2026年10月16日。

何を同じにして比較すればよい?
最初に「どこからどこまでを原稿づくりとするか」を決めます。AIを使う場合だけ素材整理を除外したり、人が書く場合だけ公開前の確認を含めたりすると、比較の意味が変わります。
| 比較条件 | そろえる内容 |
|---|---|
| 用途と読者 | 同じ掲載場所で、同じ読者に何を伝える原稿か |
| 材料 | 確認済みの事実、参考資料、使用できる画像など |
| 範囲 | 素材整理・構成・初稿・確認・修正・公開用整形を含むか |
| 完成条件 | 情報の漏れ、事実の正確さ、読みやすさ、掲載条件 |
| 難しさ | 分量だけでなく、専門性や照合する資料の数 |
まったく同じ原稿を二回作ると、後の作業は内容を覚えた影響を受けます。同程度の別の原稿で試す、複数回の記録を見るなど、偏りを減らす工夫をしてください。少数の試行は自社の使い方を調整する材料とし、AI全般の性能の証明にはしません。
作業時間と待ち時間を分ける試行記録表
人が作業した時間と、開始から完了までの経過時間を別に残します。AIの返答を待ちながら別の仕事をした場合、待ち時間と別業務の時間を原稿づくりの実作業へ二重に足さないようにします。
次の表をAI利用あり・なしで用意します。単位は分など一つにそろえ、未記録は空欄や「未記録」と書き、ゼロと区別してください。
| 工程 | 人の作業時間 | 待ち・やり直しの記録 |
|---|---|---|
| 材料の確認・整理 | 実測値を記入 | 不足資料を確認したか |
| 構成・初稿/AIへの入力 | 実測値を記入 | 入力の書き直し・追加指示 |
| AIの応答待ち | 監視や操作が必要だった時間のみ記入 | 応答待ちの経過時間を別記 |
| 事実・条件の照合 | 実測値を記入 | 資料と合わなかった箇所 |
| 修正・読み直し | 実測値を記入 | 採用できなかった案と理由 |
| 掲載用の整形・最終確認 | 実測値を記入 | 見出し・リンク・表示の確認 |
初回だけのツール習得や入力ひな型づくりも負担です。初期準備として別欄に残し、毎回の時間から消してなかったことにしないでください。利用料を比較したい場合は、実際の契約と対象期間を確認し、時間の短縮だけで採算が取れたと判断しないようにします。
短いWeb原稿で試す手順と入力例
まず一つの用途を選び、公開前に人が確認できる範囲で試します。たとえば、公開済みの自社サービス情報から、短い案内文の初稿を作る試行です。ここでは下書きを作る工程だけをAIに任せ、公開や承認は人が行います。
- 確認済みの材料と、原稿に含める項目を用意する。
- 完成条件を先に書き、計測する工程を決める。
- 材料整理・入力・確認・修正の時間を工程ごとに記録する。
- 完成条件に合うまで人が直し、修正理由を残す。
- 同程度の原稿を人が作る場合の記録と見比べる。
以下は、入力材料を自分で確認してから使う入力例です。自社情報の未記入箇所をAIに想像させないようにします。
目的:自社サービスのWeb案内文の下書きを作る。 読者:初めて依頼を検討する事業者。 材料:ここに、公開・入力が許可された確認済みの事実だけを貼る。 必要項目:対象者、対応範囲、依頼前に必要な準備。 出力:短い見出しと本文案、各文が使った材料、確認が必要な点。 制約:材料にない料金・納期・実績・評価は補わない。 不明な点は本文へ断定して入れず、確認事項に分ける。 時間削減の効果や実績は作らない。
AIに根拠の対応を出させても、その対応自体が正しいとは限りません。担当者が元資料を開き、数字・固有名詞・条件と文章を一文ずつ照合します。確認方法はAIによる文章校正のチェック手順も参考になります。
短くなった時間より先に、品質の合否を確認する
品質を満たさない初稿が早くできても、完成した原稿の時間短縮とは数えません。誤った事実、対象外の約束、出典の取り違えが残っていれば、修正が終わるまでの記録が必要です。
- 元資料にない料金・納期・実績を追加していないか。
- 対象者や例外条件が抜けていないか。
- 読者が次に何をすればよいか分かるか。
- 他者の文章を不必要に再現せず、権利を確認できるか。
- 見出しやリンクも含めて、公開できる状態か。
利用前には、個人情報や機密情報を外部のAIへ入力してよいか確認します。名前だけ消しても特定できる内容は残り得ます。個人情報保護委員会の生成AIサービス利用に関する注意喚起を参照し、入力する情報と利用サービスの取扱条件を確認してください。
出力物を利用する際の著作権も確認が必要です。文化庁「AIと著作権」には考え方やチェックリストが掲載されています。AIが作ったという理由だけで権利上の問題がないと判断せず、参照した素材と出力内容を確認しましょう。
続ける・用途を狭める・止めるをどう判断する?
同じ品質を満たしたうえで、人の作業負担がどう変わったかを見ます。材料整理が重くても、その後に使い回せるか、確認のやり直しが続くかなど、工程別の記録が改善箇所を示します。
構成案だけは使いやすいなら、本文を任せる範囲を狭める選択があります。誤りの確認が難しい専門的な内容や、入力できない機密資料が前提の作業では、その用途での試行を止める判断も必要です。少数の記録から全業務へ広げず、条件を変えた場合は改めて確かめましょう。
最初の一歩は、公開可能な短い材料と完成条件を用意し、工程ごとの空欄の記録表を作ることです。Web原稿の整理や更新手順を検討している方は、扱いたい公開情報と現在の作業を整理して、キタデジのホームページ制作・運用に関する相談窓口へお知らせください。
参考資料:個人情報保護委員会「生成AIサービスの利用に関する注意喚起等」(2023年6月2日、事業者・行政機関・一般利用者向け)、文化庁「AIと著作権について」(「考え方」2024年3月15日、「チェックリスト&ガイダンス」2024年7月31日)。本文中の一次情報を2026年10月16日に確認しました。試行記録表は本記事の提案です。
AI利用前後の作業時間の確認についてよくある質問
AIの出力時間だけ測れば効果は分かりますか?
出力時間だけでは、原稿づくり全体の負担は分かりません。材料の準備、入力、事実確認、修正、掲載用の整形を含む範囲を決めて記録します。品質を満たした完成稿まで比べましょう。
AIを待つ時間も人の作業時間に入れますか?
待ち時間と人の実作業時間は分けて記録します。監視や操作が必要だった時間は残し、別の仕事ができた待ち時間をそのまま二重に作業時間へ足さないようにします。開始から完了までの経過時間も別に確認できます。
同じ原稿をAIあり・なしで二回作ってよいですか?
試せますが、二回目には内容を覚えた影響が出ます。同程度の別の原稿でも記録するなど、比較条件の偏りを確認してください。一度の差をAI全体の性能や自社の恒常的な効果として扱わないことが大切です。
速くできても修正が多い場合は続けるべきですか?
修正を終えて品質を満たすまでの負担で判断します。構成案だけに使うなど用途を狭める方法もあります。事実や権利を確認できない作業では、速さを理由に公開を進めないでください。
顧客の原稿を計測用にAIへ入力できますか?
入力の可否を確認する前に、顧客の非公開原稿を外部AIへ渡さないでください。社内ルール、利用許可、サービスのデータ取扱条件を確認し、試行は公開可能な材料から始めましょう。個人情報保護委員会の注意喚起も確認してください。

福岡県出身、大学生時代からWEBデザインのフリーランスとして活動。
卒業後、WEBデザイン・コンサルティング会社で経験を積み、2013年に独立し「goap」を設立。
WEBデザインやマーケティング、コンサルティング業務を展開し、WEBサイトがホームページ大賞で最優秀賞を受賞。
2023年にAI・メタバース事業を追加した株式会社goapを設立。
現在まで300社以上のWEBサイトのデザイン・ディレクション・システム構築に携わらせていただきました。
Web制作・マーケティング業界のプロがお客様の悩みに寄り添って丁寧にヒアリングしますので、初心者の方でも安心してご相談ください!


