サービス紹介ページを作るときは、「何ができる会社か」だけでなく、誰のどんな相談を受け、どこまで対応し、依頼後にどう進むかを伝えることが大切です。見た目を整える前に、相談者が判断に使う情報をそろえましょう。
この記事は、北九州でサービス業や企業向けの事業を営む方が、自社ホームページの原稿を整理するための実務ガイドです。掲載例は架空のもので、キタデジや特定企業の料金・実績・提供条件を示すものではありません。

サービス紹介ページと会社案内を分けて考える
会社案内は、運営主体や沿革など「誰が提供するか」を説明します。サービス紹介ページは、検討中の人が「自分の相談に合うか」を判断する場所です。社長の思いや会社の歴史だけで終わると、何を頼めるかが分かりません。
例えば「地域密着でお客様に寄り添います」という文章に加えて、対象となる業務、相談できる困りごと、対応できない条件を整理します。読み手を「北九州の皆さま」と広く設定するだけでなく、担当業務や検討段階まで具体的にしてみてください。
原稿にそろえたい7つの項目
1.対象者と相談できる課題
どの業種・規模・状況の人を対象とするのか、現在の問い合わせ内容をもとに書き出します。「新しく導入したい」「今あるものを見直したい」では、必要な説明が違います。実際には受けられない相談を、検索されそうだからという理由で加えないようにします。
2.提供内容と納品・対応の範囲
作業名だけでなく、何を行い、何が利用者の手元に残るかを説明します。打ち合わせ、調査、制作、設置、運用支援などを区切り、標準に含む内容と別途相談の内容を分けましょう。「一式」「まるごと」だけでは範囲が伝わりません。
3.対応地域と提供方法
訪問対応とオンライン対応が異なる場合は、それぞれの条件を明記します。北九州市内でも場所や作業内容で対応が変わるなら、その判断に必要な情報を案内してください。地名を増やすことより、実際の対応範囲を正しく示すことを優先します。
4.費用の決まり方と追加条件
金額を掲載できる場合は、対象範囲、税の扱い、追加費用が生じる条件をそろえます。個別見積もりの場合も「要相談」で終えず、数量、現地状況、依頼範囲など、見積もりに必要な情報を説明できます。未承認の価格や、条件が不明な最安値は掲載しません。
5.相談から開始までの流れ
問い合わせ、内容確認、提案・見積もり、合意、開始の順に、自社で実施している手順を書きます。各段階で利用者が用意するものを添えると、連絡の準備がしやすくなります。返信期限や納期は、社内で守れると確認した条件だけを示しましょう。
6.判断材料となる事例や根拠
実例を載せるなら、依頼時の課題、行ったこと、結果と条件を区別します。掲載許可を取り、社名・写真・数字を確認してください。実績をまだ公開できない場合は、架空の成功談を作らず、提供手順や成果物の見本を、実例とは区別して説明します。
7.依頼前の疑問と相談窓口
「資料がそろっていなくても相談できるか」「既存の契約がある場合はどうするか」など、実際によく聞かれる疑問を短く回答します。ページ内では主要な質問を扱い、詳しい条件は関連ページへつなげます。整理の手順は企業ホームページのFAQの作り方も参考になります。
担当者に渡せる原稿整理表
次の表は制作・更新担当者と事業担当者が内容を確認するための例です。空欄を宣伝文で埋めず、確認担当と確認期限を決めておくと、未確定の条件を公開しにくくなります。
| 項目 | 集める情報 | 確認の観点 |
|---|---|---|
| 対象と課題 | 受け付けている相談、対象者 | 受けられない相談を含んでいないか |
| 範囲 | 標準対応、別途対応、対象外 | 営業説明や契約内容と合っているか |
| 地域・方法 | 訪問範囲、遠隔対応の条件 | 地域名だけを広げていないか |
| 費用 | 価格条件、見積もりに必要な資料 | 金額と適用条件がそろっているか |
| 依頼手順 | 開始までの段階、必要な準備 | 社内の実際の運用と一致するか |
| 事例・画像 | 掲載許可、確認済みの事実 | 見本と実績を区別できるか |
| 窓口 | 相談先、対応方法 | 対象サービスの相談先へ進めるか |
SEO・LLMOを意識しても、本文の約束を先に整える
タイトルと主見出しにはサービス名とページの目的を分かる形で入れ、本文でその内容に答えます。Googleのユーザー第一のコンテンツに関する公式資料でも、読み手に役立つ内容を重視する考え方が示されています。本記事の7項目はGoogle指定の必須項目ではなく、その考え方を踏まえた原稿整理の提案です。
「対象者」「提供範囲」「依頼方法」のように情報を区切ることは、読み手が答えを探す助けになります。ただし、この構成だけで検索順位やAIによる引用が保証されるわけではありません。内容がほぼ同じ地域別ページを量産する前に、1ページの条件説明を具体的にしましょう。
関連記事へのリンクも「こちら」だけではなく、リンク先で分かる内容を示します。これはGoogleのリンクに関する公式資料でも説明されています。案内先の整理は内部リンクの設計ガイドで確認できます。
公開前に確認すること
- 初めて読む人が、対象と提供内容を説明できるか。
- 費用・納期・地域・対象外の条件が矛盾していないか。
- 事例や画像の掲載許可、情報の確認担当が明確か。
- スマートフォンでも表や説明文を読めるか。
- 相談窓口のリンク先が正しく、必要な準備が伝わるか。
公開後は、問い合わせで繰り返し聞かれることを記録します。「対象外の相談が多い」なら対応範囲を、「見積もり前の往復が多い」なら必要資料の案内を見直す、というように修正理由を残します。アクセス数の増減だけでページの良し悪しを決めないことが大切です。
サービス紹介ページのよくある質問
サービスごとにページを分けた方がよいですか?
対象者、提供内容、依頼条件が大きく異なるなら、分けると説明しやすくなります。同じ内容を言い換えるだけなら、まず一つのページに整理し、役割が重ならないか確認してください。
原稿がそろっていない段階でも制作相談はできますか?
まず現在分かっている内容と、社内確認が必要な内容を分けておくと相談しやすくなります。受付条件は制作会社によって異なるため、相談時に確認しましょう。
北九州でサービス紹介ページの制作や情報整理を検討している方は、キタデジのお問い合わせページから対象サービスと現在の課題をお知らせください。
公式資料確認日:2026年9月16日。掲載項目・点検表は本記事の実務上の提案です。

福岡県出身、大学生時代からWEBデザインのフリーランスとして活動。
卒業後、WEBデザイン・コンサルティング会社で経験を積み、2013年に独立し「goap」を設立。
WEBデザインやマーケティング、コンサルティング業務を展開し、WEBサイトがホームページ大賞で最優秀賞を受賞。
2023年にAI・メタバース事業を追加した株式会社goapを設立。
現在まで300社以上のWEBサイトのデザイン・ディレクション・システム構築に携わらせていただきました。
Web制作・マーケティング業界のプロがお客様の悩みに寄り添って丁寧にヒアリングしますので、初心者の方でも安心してご相談ください!



