店舗のアクセスページは、住所と地図に加えて「どの入口から入り、どこで受付するか」まで伝えるページです。建物の近くまでは到着できても、入口や階数、駐車場が分からなければ、来店前の迷いが残ります。
北九州で店舗や来店型の事業を営む方に向けて、アクセスページに載せたい情報と、その確認方法を整理します。実際の店舗情報を集めるための手順であり、特定の店舗の所在地や設備を示すものではありません。

アクセスページは「到着まで」と「到着してから」を分ける
案内を作るときは、まず初めて訪れる人の行動を二つに分けてみましょう。前半は駅や道路から建物付近までの移動、後半は敷地や建物に入ってから店舗・受付に着くまでの移動です。地図で伝えやすいのは主に前半で、後半には写真や短い説明が役立ちます。
- 建物まで:正式な住所、地図、最寄りの交通機関、駐車場の位置。
- 店舗・受付まで:使う入口、建物名、階数、階段やエレベーター、受付の場所。
- 訪問の条件:来店可能な時間、予約の要否、臨時の変更、迷った場合の連絡方法。
「駅から近い」「駐車場あり」だけで済ませず、来店者が次に何をすればよいかが分かる表現にします。掲載前には、担当者が案内どおりに移動できるかを現地で確かめてください。
最初にそろえたい基本情報と、地図の確かめ方
住所は建物名・階数まで確認する
アクセスページの上部には、店舗名、住所、建物名、階数、来店に関する案内をまとめます。複数店舗がある場合は、どの店舗の情報かを見出しで明確にし、別店舗の住所や電話番号が混在していないか確認しましょう。
Google ビジネス プロフィールの公式ヘルプでは、住所を番地まで入力し、建物・部屋番号・階数なども含めるよう案内しています。また、地図上のピンで所在地を指定する方法も説明しています。これはプロフィールの住所登録に関する説明です。自社サイトでも住所と地図の指す場所を照合する際の参考になります。出典:Google「ビジネス拠点の住所を管理する」
地図を開いた後の到着地点を確認する
地図の表示だけで確認を終えず、スマートフォンでリンクを開いて対象店舗が表示されるか確かめます。同じ名称の別店舗や、移転前の場所につながっていないかが確認点です。
建物の所在地と来店者用入口が離れている場合は、住所を入口に合わせて書き換えるのではなく、入口の位置を別の文章や写真で補足します。車で来る人に案内する駐車場入口と、徒歩で入る店舗入口も分けて記載すると整理しやすくなります。
交通手段ごとに「迷う分岐点」を説明する
公共交通では出口・停留所から先を書く
最寄りの駅や停留所を載せる場合は、名称だけでなく、使う出口やそこから先の目印を確認します。似た名称の停留所や道路の反対側にある乗り場など、間違えやすい箇所があれば説明を加えましょう。
徒歩の所要時間を載せるなら、起点と到着地点を明らかにし、目安として扱います。信号待ちや歩く速さによって変わるため、未確認の分数を推測で付けないことが大切です。時刻表を案内する場合は、交通事業者の最新情報にたどれるリンクを使い、リンク先も確認してください。
車では駐車場の利用条件まで伝える
駐車場がある場合は、場所、入口、使用できる区画、台数など、確認できた情報を載せます。敷地内の別店舗用区画と取り違えやすい場合は、区画番号や看板を写真で補足する方法があります。
専用・提携・近隣の有料駐車場は、それぞれ意味が異なります。近くに駐車場があるだけで「提携」と表現したり、未確認の料金や割引条件を掲載したりしないようにしましょう。満車時の案内も、利用を案内してよい場所かを確認したうえで記載します。
入口の写真と文章を組み合わせる
来店案内に使う写真は、実際の外観や入口が分かるものを選びます。遠景ばかりで入口が見えない場合は、入口付近の写真も追加すると、現地で照合しやすくなります。工事や看板変更で見え方が変わったときは、写真も更新してください。
生成画像は記事の説明用イメージに使い、実際の店舗への道案内を担う写真とは分けて扱いましょう。生成した外観や道路を、実在する入口・経路として掲載してはいけません。
W3C の画像ガイドでは、情報を伝える画像の代替テキストは、その画像が伝える意味や内容を表すと説明しています。店舗の入口写真なら、単に「写真」とするより、来店者が知りたい入口の情報を簡潔に補う考え方が適しています。出典:W3C「Informative Images」
また、地図のように短い説明では伝えきれない画像には、要点を説明する文章も必要です。W3C は複雑な画像について、画像を識別する短い説明と、重要な情報を伝える詳しい説明を組み合わせる方法を示しています。案内図の下に経路を文章で書くと、画像が見えない場合にも情報を確認できます。出典:W3C「Complex Images」
設備の案内は抽象的な評価より、確認できる事実で
階段やエレベーター、入口の段差などは、利用者が訪問方法を判断するための情報になります。「どなたでも安心」と一括りにするのではなく、実際の設備や経路について確認できた内容を記載しましょう。
例えば、エレベーターがある場合でも、そこに至るまでに階段がないか、来店者が使えるものかを確認する必要があります。設備や利用条件が分からない部分は、事実を確認してから掲載します。現地の状況が変わる工事中などは、通常時の案内との違いも分かるようにしてください。
公開前に使えるアクセス案内の点検表
次の表は、店舗の担当者とホームページの更新担当者で情報をそろえるための点検案です。すべてを長文で掲載する必要はありません。来店者が迷いやすい項目から優先してください。
| 項目 | 確認すること | 確認先・方法 |
|---|---|---|
| 店舗名・住所 | 建物名・階数を含め、他店舗や旧住所と混在していないか | 店舗の責任者、現地表示 |
| 地図・地図リンク | 正しい店舗と現在の所在地が表示されるか | スマートフォンでリンクを開く |
| 公共交通からの案内 | 出口・停留所・分岐点の説明が現地と合うか | 実際の経路、交通事業者の案内 |
| 駐車場 | 入口・利用区画・料金や提携条件が正しいか | 管理者、契約内容、現地表示 |
| 入口・受付 | 写真と文章で建物内の移動まで分かるか | 初めて訪れる人の視点で通る |
| 設備・訪問条件 | 段差、移動設備、予約の要否などが確認済みか | 現地と店舗の運用担当者 |
| 更新と連絡先 | 変更時に誰が直すか、連絡先が現在も使えるか | 更新担当者を決めて記録する |
自社サイトと地図サービスを見比べる際は、同じ店舗の名称・住所に食い違いがないかを点検します。来店案内を具体的にすることを優先し、確認できない情報を足さないようにしましょう。
アクセスページについてよくある質問
地図だけのページでも十分ですか?
入口や階数、駐車場などが地図から分からない場合は補足が必要です。まずは実際に寄せられた道案内の質問を集め、繰り返し説明している内容を文章や写真に置き換えてみましょう。
検索やAIへの対策として地域名を増やすべきですか?
住所や交通機関など、案内に必要な地域情報を明確にすることを優先します。関係のない地域名の列挙は避け、店舗・住所・入口・訪問条件の関係が分かる文章にしてください。このページ構成で検索順位やAIでの紹介が保証されるわけではありません。
よくある質問や問い合わせページとどうつなげますか?
アクセスページには来店に必要な回答を置き、予約や依頼に関する詳しい条件は該当ページへ案内します。質問の整理には企業ホームページのFAQの作り方、問い合わせ先の見直しには問い合わせフォームの改善ガイドも参考にしてください。
北九州で店舗ホームページの案内を整理したい方へ
最初の一歩は、来店者から聞かれた質問を「建物まで」「入口から受付まで」「訪問の条件」に分けることです。そのうえで、現地と案内の違いを確かめ、必要な写真や説明をそろえると、更新すべき箇所が具体的になります。
店舗のアクセス案内やホームページ内の情報整理を検討している方は、キタデジのお問い合わせページから現在の状況をお知らせください。
公式資料の確認日:2026年9月15日。掲載項目や点検表は本記事の実務上の提案です。実店舗の案内を公開する際は、所在地・経路・設備・利用条件を店舗側で確認してください。

福岡県出身、大学生時代からWEBデザインのフリーランスとして活動。
卒業後、WEBデザイン・コンサルティング会社で経験を積み、2013年に独立し「goap」を設立。
WEBデザインやマーケティング、コンサルティング業務を展開し、WEBサイトがホームページ大賞で最優秀賞を受賞。
2023年にAI・メタバース事業を追加した株式会社goapを設立。
現在まで300社以上のWEBサイトのデザイン・ディレクション・システム構築に携わらせていただきました。
Web制作・マーケティング業界のプロがお客様の悩みに寄り添って丁寧にヒアリングしますので、初心者の方でも安心してご相談ください!



