ホームページの原稿・写真の整理方法|リニューアル前の棚卸し表


原稿、写真カード、確認用の書類を整理したパソコンとフォルダーのイメージ

ホームページをリニューアルする前に、現在のページ・原稿・写真を一覧にし、「何を残すか」「誰が確認するか」「何が足りないか」を決めておくと、制作を相談しやすくなります。最初から完成した原稿をそろえる必要はありません。未確定の項目も含めて、今ある情報を見える形にすることが第一歩です。

この記事では、北九州の事業者が制作会社への相談前に使える、原稿と素材の棚卸し表を紹介します。サイト全体のリニューアル方針ではなく、引き継ぐ情報と資料を整理する作業に絞って解説します。

原稿、写真カード、確認用の書類を整理したパソコンとフォルダーのイメージ
原稿と写真を整理するイメージ(AI生成)

原稿・素材の棚卸しで決める3つのこと

棚卸しとは、現在の情報を集めて、使う場所と確認状況を整理する作業です。ページ数だけを数えても、どの文章が古いのか、写真を再利用できるのかは分かりません。次の3点をセットで記録します。

  • 使う情報:今も正しい説明、更新が必要な説明、新しく必要な説明。
  • 使う素材:写真・ロゴ・図・PDFの保存場所、用途、利用条件の確認状況。
  • 判断する人:事実を確認する担当者、公開を決める担当者、必要な期限。

たとえば会社案内のPDFとホームページでサービス名が異なるなら、どちらかを勝手に正しいと決めず、担当者に確認する項目として残します。この段階で文章をきれいに整えるより、説明の食い違いを見つけるほうが役立つ場合があります。

最初に現在のページを一覧にする

トップページから、サービス、会社情報、実績、採用、お知らせ、問い合わせなどの公開ページを確認します。メニューに出ていないページや、資料からリンクされているPDFも候補に含めます。管理画面の投稿・固定ページ一覧を確認できる担当者がいれば、公開画面の確認と照合しましょう。

ページごとに「読む人」と「次の行動」を書く

サービスページなら、初めて依頼先を探す人が、対応内容を理解して相談するためのページかもしれません。採用ページなら、応募を検討する人が仕事内容や応募方法を確認するためのページです。一つのページに目的を詰め込みすぎていないかも、この段階で確認できます。

以下は社内で使う管理表の項目例です。各欄には、自社で確認できた情報を記入してください。

記録する項目 確認する内容
現在のURL・ページ名 どのページを引き継ぐか、現状を開いて確認できる情報
読む人と目的 誰の、どの疑問に答えるページか
引き継ぐ内容 残したい説明、写真、資料、問い合わせへの案内
修正・確認事項 古い条件、表記の不一致、追加説明が必要な箇所
確認担当・期限 誰が事実を確認し、いつ回答するか
対応方針 維持、書き直し、統合、終了の候補。未決定は未決定と記録

アクセスが少ないことだけで削除を決めない

訪問数が少なくても、商談時に案内している詳細資料や、採用応募前に必要な説明など、役割があるページはあります。アクセス解析を確認できる場合も、数値と担当者の利用状況を合わせて判断してください。データを確認できない項目に、推測のアクセス数を書き込む必要はありません。

Googleは、人の目的達成に役立つ内容を重視する指針を公開しています。ページを整理するときも、文字数やページ数を増減させることだけを目的にせず、読者に必要な情報が残るかを考えましょう。出典:Google「ユーザー第一のコンテンツ」

原稿は「公開できる事実」と「要確認」を分ける

原稿の元になる資料は、現行サイトだけとは限りません。社内のサービス資料、提案書、商品案内、受付時の説明などから、公開できる情報を確認します。社内用資料に書かれているからといって、そのまま外部へ公開できるとは限らない点にも注意が必要です。

料金・対応範囲・実績には確認先を付ける

価格、納期、対応地域、資格、実績件数などの情報は、根拠となる資料や確認担当を記録します。古いページの説明をそのまま移すと、現在の運用と食い違う可能性があります。数字や条件の横に「確認済みの日付」を残すと、後で見直すときにも便利です。

北九州に事業所があっても、市内のすべての地域に同じ条件で対応できるとは限りません。出張や配送の範囲、対応できる業種、相談方法などは、実際の運用に沿って整理します。未確定のサービス内容を、原稿の穴埋めとして追加しないでください。

質問の形で渡しても原稿づくりを進められる

文章にまとめるのが難しい場合は、「何を頼めるか」「誰が対象か」「依頼前に何が必要か」「問い合わせ後にどう進むか」を箇条書きにします。答えが分からない質問は、未回答のまま確認担当へ回しましょう。

よくある疑問を回答へ整理する方法は、企業ホームページのFAQの作り方でも解説しています。原稿整理では、文章の調子をそろえる前に、判断に必要な情報がそろっているかを確認します。

写真・ロゴ・PDFは用途と確認状況をそろえる

素材は、ファイル名だけでなく、何を写しているか、どのページで使いたいかを記録します。画面上の小さな画像しか見つからない場合は、元の撮影データや制作データの所在を担当者へ確認してください。元データがあるかどうかで、使用できる大きさや見せ方が変わります。

素材 集めるもの 確認する点
会社・店舗の写真 外観、入口、設備、仕事の様子などの元画像 現在の状態と合うか、撮影対象や掲載範囲を確認したか
商品・サービス写真 説明したい特徴が分かる画像と短い説明 現行の商品・仕様か、写真と説明が一致するか
ロゴ・図 元の制作ファイルと表示上の指定 最新版か、使用する色や余白などの指示があるか
PDF・ダウンロード資料 公開中の資料と、修正できる元ファイル 古い条件や連絡先が残っていないか、差し替え担当は誰か

素材の利用条件や掲載の確認状況が分からないものは、確認待ちとして区別します。「以前使ったから今回も大丈夫」と推測せず、契約や社内の確認内容を担当者と照合してください。写真そのものを共有するときも、原稿確認に必要な範囲に絞ると整理しやすくなります。

生成画像を使う場合は、説明のためのイメージと実際の写真を区別します。自社の店舗・設備・施工実績を示す場所には、実物と誤解される画像を置かないことが大切です。

URLとリンク先も引き継ぎ資料に含める

見た目の変更に合わせて、すべてのURLを変更する必要があるとは限りません。変更するページがあるなら、現在のURLと新しい行き先の対応を、制作担当者と事前に整理します。写真やPDFにも、外部からリンクされているものがあるため、ページ本文だけで作業範囲を決めないようにします。

Googleのサイト移転ガイドでは、URLを変更する場合の旧URLと新URLの対応表や、画像・ダウンロード資料の移行準備について説明されています。これはURL変更を伴う移転の技術的な指針であり、すべてのリニューアルで同じ設定が必要という意味ではありません。出典:Google「サイトの移転」

棚卸し表には「URL維持の予定」「変更を相談」「終了候補」など、検討状況を残します。公開日を迎える前に、担当者が行き先と動作を確認できる状態を作りましょう。ページ同士の案内については、内部リンクの設計と確認表が参考になります。

制作会社への相談資料を一つにまとめる

相談時には、現在のサイトURL、改善したい点、ページ一覧、原稿の確認状況、素材の保存場所をまとめます。完成稿と未確定メモが混ざらないよう、ファイルや項目に状態を付けておくと伝えやすくなります。

  • 確認済み:公開内容として担当者が確認したもの。
  • 修正中:担当と修正内容が決まっているもの。
  • 要確認:事実や利用条件をまだ確認できていないもの。
  • 不足:撮影、資料作成、説明の追加などが必要なもの。

ログイン情報そのものを原稿一覧に書くのではなく、管理している担当者と引き継ぎ方法を別途確認します。制作途中に担当者が変わる可能性があるなら、原稿と素材の保存場所、最新版の決め方も共有しておくと、同じ修正を繰り返すことを防ぎやすくなります。

原稿・写真の整理でよくある質問

全部そろってから相談したほうがよいですか?

そろっていない情報と、その確認担当が分かる状態でも相談資料になります。どこまで自社で準備し、どこから制作側へ依頼するかは、実際の契約範囲や進め方に合わせて確認してください。

現在のサイトの文章をすべて書き直す必要はありますか?

必要とは限りません。内容が正しく、読者の疑問に答えられている部分は、引き継ぐ候補にできます。変更が必要な条件、分かりにくい説明、重複している内容から点検します。

新しい写真が用意できない場合はどうしますか?

既存写真の状態と利用条件を確認し、使えるものと不足するものを分けます。実物を見せる必要がある場所と、図解やイメージで説明できる場所を区別して、撮影などの優先順位を決めましょう。

北九州でリニューアルの準備を進めたい方へ

まずは主要なサービスページを一つ選び、現在のURL、説明の不足、使いたい写真、確認担当を記入してみてください。小さく始めると、他のページを整理するときの基準も作りやすくなります。

原稿や素材の整理から相談したい方は、現在のサイトURLと準備状況を添えて、キタデジのお問い合わせ窓口へご連絡ください。

公式資料確認日:2026年9月12日。棚卸し表と進め方は編集・制作準備の提案です。料金、納期、対応範囲や検索・AI掲載の成果を保証するものではありません。

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株式会社goap 代表取締役 相牟田 昂大

福岡県出身、大学生時代からWEBデザインのフリーランスとして活動。 卒業後、WEBデザイン・コンサルティング会社で経験を積み、2013年に独立し「goap」を設立。 WEBデザインやマーケティング、コンサルティング業務を展開し、WEBサイトがホームページ大賞で最優秀賞を受賞。 2023年にAI・メタバース事業を追加した株式会社goapを設立。 現在まで<strong>300社以上</strong>のWEBサイトのデザイン・ディレクション・システム構築に携わらせていただきました。 Web制作・マーケティング業界のプロがお客様の悩みに寄り添って丁寧にヒアリングしますので、初心者の方でも<strong>安心してご相談ください!</strong>